2020年5月20日水曜日

NO92 「何気なくつぶやいた言葉」

主婦が家の中で「あ~あ、私の人生は、アンラッキーだ。不幸だ」とつぶやいたとします。それを聞いた夫と子どもは、どう思うでしょう。きっと、「自分は、妻の(お母さんの)『アンラッキーで不幸な人生』の一部なんだ」と感じるのではないでしょうか。そして、その言葉を聞いたとたんに、体の細胞がシュンとしてしまうでしょう。2度、3度と愚痴を聞いているうちに、やがて「あ~あ」というため息を聞いた瞬間にその場から立ち去りたくなり、やがて、お母さんが「ただいま」と家に帰ってきただけで自室にこもってしまうようになります。
では反対に、「いや~、私の人生は本当にツイていて、ラッキーなのよね。すごく幸運なのよね」と何気なく言ったとします。すると、テレビを見ていた夫と子どもは、潜在意識の中で「ラッキーでツイてる人生の一部を自分たちが担ってきたんだ」と感じ、その結果として体が活性化され、元気になっていくのです。
月に一度、「コーヒーとケーキの集まり」を開いている主婦10人がいます。
ある人が窓辺に立って「夕焼けはキレイだし、庭の花はきれいだし、私は本当にツイている」と言った。それを聞いた人たちは「この人の『ツイてる人生』の一部になっている」と感じ、体が活性化され、元気になります。「この人のそばにいるとなんだか体が元気になる」と感じるわけです。
一方で主婦の中に、「私の人生は最悪。仕事も家庭もうまくいかないし、本当にロクな人生じゃないのよね」と言う人がいます。何気なく言ったつもりでも、この言葉は、「あなたたちが私に不幸を与えている」「あなたたちのおかげで不幸になった」と言っているのと同じようなものです。
彼女の愚痴を聞いた人は、潜在意識の中で「最悪な人生の一部を私たちが担っているんだな。私たちは、この人の不幸の原因になっていたんだ」と思い、シュンとしてしまうでしょう。
愚痴や泣き言を言うことで「人生を評論している」つもりかもしれませんが、結果的には家族から、友人から、神様から仏様から、すべてを敵にまわす(味方になってもらえない)ことになります。
「コーヒーとケーキの会」に(愚痴ばかりこぼす)この女性が参加する日は、ほかの人は来なくなってしまうのではないでしょうか。

所長視点)
環境や人間関係は自分が創造しています。自分の心の鏡が環境や出来事や人間関係になります。幸せを創造する人になるための勉強がMCの勉強ですー

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