2020年5月20日水曜日

NO208 「解決しなくっちゃ」

私たちは、目の前に問題を抱えた人がいたり、辛そうな人が現れると「解決してあげなくちゃ」と思い込むようになってしまったようです。こうした傾向は人生相談を受けるとき、確かによく表れていて、相談者の98%が自分以外の人のことで悩んでいます。自分が今こういう状態で困っている、というのは100人に2人ぐらいで、あとは「夫がこうだ」「妻がこうだ」「子供がこうだ」「友人がこうだ」という自分の外側にいる人の悩み苦しみや、社会の矛盾を、あっちこっちから熊手でかき集めているように思います。
その人たちのことを心配する結果、ご本人は全く笑顔ではありません。基本的に私たちができるのは、まず自分が笑顔になること、自分が太陽になることです。その向こうにいる人の悩みは、自分のことではないのですから、解決できなくて当たり前です。「私たちにそんな力はない」と思い切ったところから、ものすごく楽な人生が始まります。自分が太陽ではないのに「周りを明るくしてあげなくちゃ」という人が大半です。まず自分が明るく幸せな人になりましょう

~小林正観氏より~


所長視点)
人を変えることはできない。しかし自分は変えることができる。と言われても、自分の抱えている事情が大きくなると、自分のことよりも回りの出来事に囚われてしまう。悩みを抱えて心が重いときは大抵、回りのことを優先していて「自分は人のために生きている」と思い込んでいる。それに気づき、自分軸を取り戻していくことが「真の家庭づくり」の高いレベルの実践といえます

0 件のコメント:

コメントを投稿