2020年5月20日水曜日

NO204 「サンタとドロボー」

現在、ほとんどの営業マンは、お客様からお金とノルマの数字を奪い取ろうという発想で営業をしている。そんな発想で営業している限り、お客様には嫌われるし、自分にも自信が持てない。だから仕事も楽しくならない。このように、自分の「欲」だけで目標を立て、奪う発想スタイルの営業を「ドロボー営業」と呼ぶことができるだろう。実際に大多数の人が「欲の目標」を立てて仕事に取り組んでいるため、どうしても「ドロボー営業」から脱却するできないことが多い。
一方、お客様にいかにお役に立ち、喜んでいただくか。そして、そのことによって、自分もいかに成長していくか、という発想スタイルの営業を「サンタさん営業」と呼ぶ。サンタさん営業を貫き、商品を喜んでいただけたら、リピーターも自然に増えるし、反復性のない商品だとしても、近所の人や知り合いに自分の売っている商品を紹介してくださるかもしれないのだ

~佐藤康行氏より~


所長視点)
営業に限らず他の商売や人間関係にしても、「サンタ」なのか「ドロボー」なのかの判断は、相手が私との関係を喜んでくれる、自分を応援してくれる、直接何か買ってくれなくてもいつも心にとめてくれる…そういう人が回りにいるかどうか、それが広がっているかどうかで判断できます。自分がいくら「サンタ」を動機としているといっても、結果として自分を応援してくれる人が乏しい、お願いしないと耳を傾けてくれない、頑張ってやってもその場限りの喜びが多い…とすれば、動機の深いところでは「ドロボー」が潜んでいるかもしれません。サンタさんの心は疲れることはなく、いつも喜びで満ち溢れています

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