最近、不安で前に進めなくなっている人たちが多いと感じます。個人の選択肢が広がった現代では、すべての道が先行き不透明。まわりと同じょうな安全そうな道を行ったり、縮こまっていたりすると、さらに不安は大きくなり、自信もなくなってくるはずです。行動できないのは、先のことを必要以上に考えて、怖がりすぎているから。大人になって、過去の記憶や周囲からの情報が増えてくると、危険を避けるためにストップがかかるようになります。たしかに勇気を出して撤退が必要なときもあるでしょう。でも、本当にやりたいことがあるとき、どうしても手に入れたいものがあるとき、不安に思う気持ちは「逃げろ!」という合図ではなく、対策を立てて「進め!」という合図。「やってみたら意外と簡単だった」「なんとか乗り越えられた」ということは多いはず。
人は心の奥で、「やれること」「やれないこと」もちゃんと知っているので、可能性がゼロのことには、「やりたい」とは思わないのです。子どもが遊びに夢中になるような素直な気持ちになって、やりたいことに飛び込んでいけば、「やるだけやって気が済んだ」という爽やかな気持ちが残るでしょう。やった後悔はすぐに消えますが、やらなかった後悔はだんだん大きくなってきます。後悔のない生き方は、どんな結果であろうと、"誇り"となって、自分を支えてくれるはずですから。
~作家 有川真由美氏より~
所長視点)
人は「迷っているとき」というのは「どっちでもいい」ときだそうです。どっちでもよくないから迷っているように思いますが、本当に嫌なときは迷いません。迷っているときはどちらを選んでも後悔する可能性はあるわけですから、とにかくどちらか決めて進んでいく中で、失敗したらやめて「こちらでなかった」という経験から沢山、学ぶこともできます。迷ったらGO! 私はそう決めて生きています
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