2020年4月19日日曜日

NO213  「選挙権という権利と義務」

あと100年もすると日本人は全部入れ替わっているわけです。でも100年経っても日本という国はあるでしょう。歴史の連続ということを考えると、いまの日本の現状は、何年か前の日本人の決断が作ったことになりますね。そしていまの私たちの決断は、10年後、20年後の日本を決めていくんです。自分たちの子供や孫の世代の日本がどうなるかは、今の日本人が決めるわけです。つまり私たちが決める。だから、私たちは未来の世代に対して責任がある。逆に言うと私たちは過去の時代の人たちの責任をとっていることになる。
つまり、世代を超えて責任があるんです。私たちは、過去の人たちの責任を引き受けると同時に、未来の人たちに対して責任を引き渡してる。未来の人たちには、いやが応なく私たちの責任を取ってもらわないといけない。だから正しい判断をしないと、子どもや孫の世代が困る。子や孫が困る判断をしてはいけないということですね

~若い有権者のための政治入門 藤井厳喜氏より~

所長視点)
「国民は国民以上の政治家をもつことはできない」ということわざがあります。「政治が悪い」と批判することは「国民の判断が悪かった」ということを同時に含んでいます。選挙権という権利に対する義務は「立派な政治家を選ぶ」ということです。選んだ政治家をみれば私たちが何に価値をおいて選んでいるか、ということがはっきりします。もちろん、政治家を批判をしてはいけないわけではありません。批判すると同時に自分の責任(立派な政治家を選ぶ)を果たせるように努力する必要があります。
未来の責任を追っている自覚がない中で「いまの自分の生活をよくしてほしい」を考え、そうならなければ「誰がやっても同じ」と選挙にもいかない…これがそのまま政治家に反映しているのかもしれません

0 件のコメント:

コメントを投稿