2020年4月12日日曜日

NO217 「傷ついたとき」

人は他人を傷つけることができない。他人が自分を傷つけたんじゃない。自分が自分を傷つけている。例えば「お前は役に立たない」と言われて、ムカッとしたり、傷ついたりする。自分がそれに対して、何とも思っていなかったら、心に引っかかることはない。心の奥の深層意識では「自分は役に立たない人間だ」と思っている。しかし、それを受け入れられないので、「役に立つ自分になろう」と思ってもがいている。そこで人から「役立たず」と言われるからカチンとくる。
自分が無力である…ということを、深く受け入れている人は「役立たず」と言われても全然傷つかない。もし傷つくなら、自分が他人のその意見を一番認めてる証拠である。
「役立たず」と言われたあとでは、自己弁護して相手を否定する。そんなことをいうあなたはひどい。私はこんなに頑張っているのに。私は悪くない…と。そして心のひっかりが尾を引いている。自己弁護とは、自分自身に言い聞かせてる状態のこと。こっちの方が正しいと何度も自分を弁護しようとしている。どうして弁護が必要かと言うと、あなたが相手の意見を正しいと思っているからである。

~さとうみつろう氏より~

所長視点)
自分の心の引っかかりに、気づけば気づくほど心が解放されていきます。特に心の奥深くに沈んでいる心が気づけない。その心に気づく方法が心が傷ついたとき。それは自分自身の固定観念です。統一原理では「堕落性」といいます。実は自分自身が一番本当の自分が分からなくなってます。本当の自分に気づくきっかけが「傷ついたとき」であるのです。
最近、傷ついたときはいつだったでしょうか?

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