人間の「楽しい」には認知の脳が作り出す、結果の「楽しい」、出来事の「楽しい」があります。買ったら楽しい、儲かったら楽しい、うまくいったら楽しい。ハワイに行くと楽しい、ボーナスをもらうと楽しい。しかしこの楽しいにはリスクがあります。結果がでないときもあるし、出来事がないことも多い。刹那的でその瞬間しか楽しくありません。
実は人間には認知の脳が作り出す「楽しい」もありますが、「一生懸命そのものが楽しい」と感じる遺伝子も、持っているのです。それは動物にはない、人間だけが持つ遺伝子です。人間には必ずこの遺伝子がある。「結果の楽しい」でしか生きていけない人は、気が付けばいつも苦しい。いつも不機嫌で「何かいいことないかな」と周りを見渡している。そして「勝ったら楽しいのに…」「うまくいったら楽しいのに…」とずっとノンフローなまま、結果が出ない。
もちろん、「結果や出来事の楽しい」が悪いわけではありませんが、「一生懸命が楽しい」という心がないとやる気が続かないのです。皆さんも子供の頃は、間違いなく一生懸命を楽しめたはずです。そうやって、毎日を生きていた。しかし大人になるにつれ「一生懸命が楽しい」を放棄してしまうのです。
~スポーツドクター 辻秀一氏より~
所長視点)
2種類の「楽しい」が分かってくると、人生が楽しくなってきます。不機嫌は怠惰の一種です。自分の機嫌は自分でとるのが自立した人です。「一生懸命が楽しい」を取り戻すには「一生懸命が楽しい」と考える…それだけでいいそうです。そう考えただけで脳波がそのようになる。あとは結果が求められる環境で、どれだけ「一生懸命が楽しい」を考える回数を増やすか…です。家庭の幸せもそうです。「結果や出来事の楽しい」だけでは家族は幸せにはなりません。
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