「いいこと」を引き寄せる人とそうでない人は確かにいます。その違いは何でしょうか?機嫌のいい人は「いいこと」を引き寄せるけれど、不機嫌な人は引き寄せづらいと感じます。単純に自分がどういう人と話したいかと言うと、やはり機嫌のいい人です。
不機嫌な人と話をするのは誰でも疲れます。疲れるということは、その人に近寄りたくない、関わりたくないと思うものです。だから不機嫌な人は、他人との出会いを通じて「新たにいいこと」に遭遇しにくく、チャンスを逃すことになります。
不機嫌で対話がうまくできないと、だんだん孤独になってしまう。孤独だからあまり人と話さない。だから余計に不機嫌になるという悪循環。中高年の人が高齢になって更にとっつきにくい不機嫌な老人になるか、それとも年を重ね、角が取れて上機嫌な人になっていくか。その分かれ道は五十代かもしれません
~明治大学 文学部教授 齋藤 孝氏より~
所長視点)
自分の気持ちを整えて、機嫌のいい人でいること。これは持って生まれた性格や個人の資質ではなく、作法の問題です。機嫌のいい人でも、納得の行かない出来事や、一見みれば不運といわれることが起こります。出来事に囚われていると、出来事によって自分の機嫌が左右されます。自立した人は、自分の心の状態を自分で選んでいることを知っています。どんな環境であっても「機嫌のいい自分」を選ぶことができる。いつでもそういう自分であるように習慣化する。これが自立した大人の作法です。そういう人はかっこいいですね
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