2020年4月14日火曜日

NO219 「投資視点」

忙しいから人と会う時間がない、あるいは本を読む時間がない、仕組みや戦略を作る時間がないという経営者の声をよく耳にする。こういった発言をする経営者のほとんどは「追われる経営」をしている。彼らの共通点は、投資視点を持っていないことである。今、目の前の仕事をこなすことに一生懸命になってしまい、どんな提案に対しても「余裕ができたら考えます」と答える。「お金が貯まったら、いつかそのうち投資します」と言っている人と同じようなものだ。しかし今の追われているサイクルを変えなければ、いつまでたっても余裕は生まれない。「仕組みづくりも抜本的な制度改革も、そのうち時間ができたらやろう」と言っていても、その時間は一生来ないのである。余裕というものは最初に、時間なり、労力なりを投資しない限り、生まれないのである。時間や労力も消費するばかりで投資に回さなければ、先細りになっていく。自然に改善することは皆無である。

~ 本田直之氏より~

所長視点)
これは経営者だけの話ではなく、一個人の生活、家庭生活にも当てはまる内容です。自分の生活、家庭生活の運転席には「私」が座っています。私がしない限り、その方向にはいかないのである。「追われる生活」をしているのか?「余裕のある生活」をしているのか?それは人や環境が原因ではなく、自分の運転の仕方が原因です。
しかし幸いなことに、いまは家庭生活の運転も「カーナビ」がついています。どこに設定するか。それが重要です。

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