2020年8月25日火曜日

NO317 「愛語の心」

「愛語(あいご)」という言葉は、良寛和尚が好んで使っていたと言われています。良寛和尚の「愛語の心」とは、こういうものだと聞きました。
「自分は貧しいひとりの修行僧なので、人に与えるもの、あげるものが何もない。だからせめて、心をあたたかくするような、心を安らげるような『言葉』をあげたい。それならいくらでもあげることができるから」
良寛和尚は、自分の口から出てくる言葉を「あたたかい言葉」「やさしい言葉」「思いやりに満ちた言葉」にしたいと思っていたようです。
口から出る言葉が、いつもトゲトゲして冷たい人がいる。反対に、口から出る言葉が、いつもあたたかくて、やさしい言葉、思いやりに満ちた言葉という「愛語」の人がいる。どちらの人と「一緒にいたい」か「また会いたい」か、は言うまでもない。

~ 西岡宏夫さんより ~

所長視点)
言葉一つで雰囲気が良くもなり、悪くものなる。「愛語」の言葉を交わせば幸せな環境が産まれ、そこには人も物も寄ってくる。自分を取り巻く環境が幸せを感じる環境なのか、悩みに満ちた環境なのか、自分の使っている言葉が創り出しているのかもしれません

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