「あなたは何をしているのですか?」
その問いに対して、石切り職人は、不愉快そうな表情を浮かべ、ぶっきらぼうに答えました。
「このいまいましい石を切るために、悪戦苦闘しているのさ」
そこで、旅人は、もう一人の石切り職人に同じことを聞きました。するとその石切り職人は表情を輝かせ、生き生きとした声でこう答えたのです。
「ええ、いま私は多くの人々の心の安らぎの場となる素晴らしい教会を造っているのです」
そこで、旅人は、もう一人の石切り職人に同じことを聞きました。するとその石切り職人は表情を輝かせ、生き生きとした声でこう答えたのです。
「ええ、いま私は多くの人々の心の安らぎの場となる素晴らしい教会を造っているのです」
どのような仕事をしているか。それが我々の「仕事の価値」を定めるのではありません。その仕事の彼方に何を見つめているか。それが我々の「仕事の価値」を定めるのです。
~ 田坂広志さんより ~
所長視点)
同じ作業していても、志によって人生の色合いが違ってきます。「誰のために」「何のために」に仕事をするのか? 忙しいなかでも、時間をとってじっかり考える時間を1週間に1度はとりたいものです
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