2020年8月4日火曜日

NO297 「幽霊」

ネガティブな感情が湧いたとき、自分が苦悩の状態であることに気づいたら、第二のステップは「心の声を聞く」ことです。自分はどんなことに苦悩しているのか、頭の中にぐるぐると回っている思考(心の声)を拾い上げていきます。苦悩の状態にあるとき、人の頭の中ではさまざまな考えがぐるぐると回っています。「ああでもない」「こうでもない」とうごめき、同時にネガティブな感情をどんどん呼び起こします。頭の中を駆け回っている心の声は、たとえるなら「ゴースト(幽霊)」です。人の思考は、幽霊と同じようにつかみどころがなく、あらわれたと思ったらいつの間にかするりと消えてゆく。かと思ったらすぐに出てきて、つきまとってくるやっかいな存在です。浮かんでは消えを繰り返すので、浮かんでいる瞬間にきちんと拾い上げなければ、自分の思考を正確に把握することができません。

~ 河合克仁さんより ~

所長視点)
自分の思いというのは自分でコントロールできません。忘れたい…と思っているものは鮮明に刻まれていき、肝心なときに現れたりして心を悩ませます。無理やりコントロールしようとするのは自分の思いを押し込んでいるだけで、後々逆効果になります。ゴーストバスターズが必要ですね


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