2020年8月16日日曜日

NO309 「一次情報を死守せよ」

論理だけに寄りかかり、短絡的・表面的に思考する人間は危険です。なぜなら脳は脳自身が「意味がある」と思うことしか認知できない。その「意味がある」と思うかどうかは、「そのようなことが意味をもつ場面にどのくらい遭遇してきたか」によって決まる。
有名な実験に「生まれたばかりの猫をタテ縞しかない空間で育てると、その猫はヨコの線が見えなくなる」というものがある。その結果、その猫を四角いテーブルに載せると、ヨコ線である端が見えないのでテーブルから落ちてしまう。これは、これまで処理してきた情報が脳の回路形成そのものに影響を与えたケースです。

~ 安宅和人さんより ~

所長視点)
自分の判断尺度というものは、今までの経験によるものが大きい。その結果、問題にぶつかっているとすれば、過去の経験に答えはないと考えたほうがよいと思います。自分の見つめ方、視点を深めることで問題が解決が見いだせます。そのために必要なのは「一次情報を死守せよ」と安宅さんは言われます。人から見た聞いた情報ではなく、直接自分の目に見て肌で感じ手で触れてみる情報から得られるものが、自分の視点を深めてくれるきっかけをくれる。事件は現場で起こっている…です

0 件のコメント:

コメントを投稿