2020年12月27日日曜日

NO434 「自分を創る」

見た目にいくら華やかで艶やかでも、造花には真に人を引きつける魅力はない。人もまたいくら実力があっても、傲慢で鼻持ちならない人に人間的魅力はない。まず自分を創ること。自分という人間を立派に仕上げること。そして、徳の香る人になること…これこそ人生で一番大事な法則、これを遵守すれば人生は大丈夫という原則、すなわち人生の大則であろう。では、どうすれば自分を創ることができるのか。
一つは、人生に対して覚悟を決めること。覚悟を決めない限り、真の人生は始まらない。沖縄の漁師が言ったという。「遠洋の漁場に出ようと決めると、風が起き、帆がざわめき、波が立ってくる。だが、まだ覚悟が決まらない船には風が起きんのよ」人生もまた然りである。
二つは、傲慢になるな、謙虚であれ、と教える。不遇の時には謙虚だった人が、うまくいきだすと傲慢になる。傲慢になった時、天はその人の足をすくう。その事例は数限りない。
三つは、誠実であれ、ということ。誠実は古来聖賢がもっとも大事にした人間最高の徳目である。

~ 致知出版社社長 藤尾秀昭さんより ~

所長視点)
人間的魅力を備えるために、覚悟を決める。謙虚になる。誠実である…。それは「目の前のことを受け入れ、感謝し、一生懸命楽しんでやること」あたり前のことかもしれませんが、あたり前のことを、あたり前にできる人のことを一流というそうです。




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