2020年12月6日日曜日

NO415 「日常言葉」

夏の暑い日盛りに、私はタクシーに乗りました。すると運転手が、「お客さん、暑いですなあ、やりきれませんなあ」と話しかけてきた。イントネーションを相手よりもっとグレーに、マイナスにして、「ほんと、たまりませんよ」とこう答える。ここに落とし穴があるということを考えてください。うっかり同調すると危ない。
「お客さんの商売は」「〇〇です」「どうです景気は」「だめですな」と、無意識のうちに、言葉がどんどんマイナスのものになっていきやすい。じめじめした梅雨どき、「毎日、雨がかり降って、うっとうしいですね」と言われて、「まったく、洗濯物が乾かなくて…」これではいけない。「でも、アジサイの色がきれいじゃありませんか」「農作物には恵みの雨ですね」なんて、もう一生懸命にプラスのものをほじくりだして言う。ここが大切です。
我々は、普段自分の使っている言葉に支配されております。しかし、言葉は自分で選択できるんです。だから選び方しだいで、言葉を支配することができる。このことは実に大事です。心して、日常使用する言葉を選んでください。「お疲れでしょう」「ええ、もうグッタリ」なんて答えたら、疲れがどっとでてきちゃう。「いや大したことありません」、クタクタでもそう言ったほうがいい。

~ 無能唱元さんより ~

所長視点)
マイナスの言葉を口にするのに努力はいらないが、プラスの言葉を見つけるには努力がいるそうです。世の中は圧倒的に否定型、マイナスのことに満ちている影響でしょう。努力してプラス言葉を使っていると、自然と周りの人もプラスの言葉をいうようになります。言葉の共鳴現象です。マイナス言葉にきづいたら、修行と思って、一生懸命にプラスのものをほじくりだして、明るい話題にもっていく努力してみてください

0 件のコメント:

コメントを投稿