2020年12月18日金曜日

NO426 「整った環境」

カリフォルニアの研究者たちが、アメーバの一群を二つの異なるタンクに半分ずつ入れた。第一のタンクでは、水の温度、水位、その他諸々、注意深くモニターし、成長に必要な完璧な条件になるように調えた。一方、第二のタンクに入れられたアメーバは常に変化にさらされ、暑さ寒さの極限に置かれた。さて、どちらのタンクのアメーバが長生きしたか?驚いたことに、早死にしたのは、第一のタンクの、快適な環境に置かれたアメーバだった。研究者たちは、次のように結論づけた。

あまりに居心地のよい環境にいると、よどみや腐敗が生じる。
一方、努力を強いられたり、周囲に馴染むことを余儀なくされることは、成長を促進する。

あなたは、すべての条件が調ったらうまくいく、と思っているのかもしれない。しかし、むしろすべての条件が調っていないいまの状況こそ喜ぶべきだ。ただし、耐えなくてもいい逆境にわざわざ自らおとしめることはないが図らずも、もし逆境にさらされたら、そのときは喜んで迎えよう。そして、対処しよう。思い通りでない環境に感謝する日がきっと来る。

~ スティービー・クレオ・ダービック氏より ~

所長視点)
誰もが条件の整った環境にいる方がいいと思うけれども、実は思い通りにならないことに中にも宝物があります。条件が整ってないからこそ、努力する。考える。嫌なことや困難を、乗り越えることにより、自分を一段高めることができ成長できます。成長こそが人生の喜びであり、幸せを感じる瞬間でもあります


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