2020年11月6日金曜日

NO387 「運を拾う」

ある裕福なお医者さまと一緒に、神社に参拝に行ったときのことです。参道を歩いていると、その方がしゃがんで何かを拾いました。ふと見ると、それは、誰かが落した紙のゴミ。「近くにあるゴミ箱にでも捨てるのだろう」と思った私の横で、その方は、なんと自分のカバンにすっとゴミをしまったのです。その様子を見て、私は大きな衝撃を受けました。まるで自分が落したハンカチを拾うようにさりげなくゴミを拾う姿。「ゴミを見かけたら拾う」のが当たり前の習慣になっていることが伝わりました。その姿勢の積み重ねが、この方の運のよさを築いていると、そのとき私は確信したのです。
ゴミをポイ捨てするのは「自分さえよければいい」という身勝手な心の表れです。つまり、ゴミを捨てる人は自分の運をどんどん落としている。一方で、ゴミを拾うのは、そうして他の人が落した運を拾うことなのです。自分の会社のまわりだけでなく、エリア全体を毎朝、掃除する企業の業績が伸びているという話がニュースを騒がせます。私は、これもゴミを拾うのと同じで、落ちている運を拾うことに関係しているのではないかと思うのです。メジャーリーグで活躍中の大谷翔平選手は、グラウンドにゴミが落ちていると必ず拾うそうです。ケガや故障にも負けず、大谷選手が活躍しつづけられるのも、たくさんの運を拾っているからではないでしょうか。

~ パーフェクトハーモニー研鑽会副代表 清水祐尭さんより ~

所長視点)
ごみを拾うときは、心と向き合うことができます。自分の心と向き合った分だけ、自分の心のごみに気づき、きれいになっていきます。人のごみでも自分のごみでも効果は一緒です。ごみと向き合う人生が開運の秘訣ですね

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