2020年10月31日土曜日

NO381 「品のある行動」

常日ごろ、品のある行動を心がけること…。これが「ここぞ」という勝負のときに効いてくる場合があります。たとえばドアの開け閉めを静かに行う。お店で支払いをするとき、ていねいにお金を扱う。親しい人にもていねいな言葉遣いで話す。このような、日常生活のあらゆる所作に品があるかどうかを意識するのです。というのは、品のある行動がよい結果を生む場合が少なくないからです。それが結局はお互いの利益につながります。
日常にも十分に応用できます。たとえば部下に仕事を頼むとき、上司に休暇願いを出すとき、夫に家事の分担を頼むとき、隣家の騒音に困り、やめてほしいとお願いするとき。自分が有利になるように先手を打って勝とうとするのではなく、社会性のある品のよい行動で最終的なお互いの利益を狙うのです。粗野な振る舞いよりも、品のある行動のほうが人の心を動かすのです。

~ 脳科学者 中野信子さんより ~

所長視点)
自然界は弱肉強食の世界のように見えても、棲み分けと共生でバランスをとっているとのこと。また多様性が進めば進むほど、誰が決めなくても自然と秩序が定まってくるそうです。人を思いやるなかにすべてが上手くいく道があるのかもしれません


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