2020年9月16日水曜日

NO339 「大きな努力で小さな成果」

「大きな努力で小さな成果を求める」

これは、自分の人生における一貫した考え方です。こんなことを人に言うと「何を寝ぼけたことを言っている」と笑われたものです。特に金融機関の人たちからは「それは反対でしょう。ビジネスの世界では通用しませんよ」と、さんざん否定されたものでした。しかし私は今もって「大きな努力で小さな成果を求める」という自分の生き方は間違っていないと確信しています。私はずいぶん多くの人たちの人生やビジネスの歴史を見てきましたが、なるべく手間暇かけずに、また人手をかけずに、大きな利益を得ようとして滅びていった大きな組織がたくさんあります。
一方で、人の後塵を拝しながら、地を這うように努力を重ねていって、そしてわずかな成果でもそれを感謝して受け取る。こういう人たちが、長い目で見た時、必ず頭角を現してきているということも、見てきているのです。つまり大きな努力から見て、それに比べて取るに足らないような小さな成果だったものが、少しずつ、少しずつその成果が積み重なって、あるときから努力と成果がバランスし合うようになり、ときによっては努力よりも大きな成果を手にするような状況が起こってくるのです。

 ~ イエローハット創業者 鍵山秀三郎さんより ~

所長視点)
鍵山秀三郎さんは「だれにでもできる簡単なことを、だれにもできないほど続けてきた」と言われます。特にトイレ掃除は有名です。些細なことであっても、誇りをもって続けていけば、そこから産まれた結果に対しては人から評価されなかったとしても、その人の人生では大きな光を放つのだと思います。魅力的な生き方です

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