人はなぜ、学ばないといけないのか。それは一度しか与えられていない人生を豊かに生きるためです。いろいろなことを学ぶと新しい世界に出会い、歓びを感じることができます。また、自分が苦難にぶつかったとき、「学び」は役立ちます。ソクラテス、孔子、ブッダなどを知っていれば、後から、そうした偉人たちの囁きが聞こえてくるはずです。そして、歴史を学ぶと、過去にこんな苦労した人たちがいたということを知るだけでも、自分が生きる糧になります。
学んでいる姿というのは、言って見れば子供の頃に遊んだ風車みたいなものです。走れば風車は風を受け回りますが、走らないと風車は回りません。学ばない人は、走らない風車です。風車が止まっている姿は、本来の輝きを失い、生き生きしません。
~ 明治大学教授 齋藤孝さんより ~
所長視点)
学ばない人、本を読まない人は中高年を過ぎて、老年期になってから空しさを感じるそうです。青年期の生命力溢れるゆえの空しさと、生命力が衰えてくる段階での空しさは質が違います。「死」の不安も老年期には襲ってきます。いくつになっても生き生きと風車が回っている人は「学んでいる人」「チャレンジしている人」。空しさは歳のせいではないようです…
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