2020年9月10日木曜日

NO333 「本当の強さ」

私自身、若い頃はわがままで、自分の感情をストレートに表に出す人間でした。それが、強さだと思っていました。しかし、30代の初めに出合った「ほほえみ」という詩が、私に気づきを与えてくれたのです。

もし あなたが誰かに期待したほほえみが得られなかったら
不愉快になる代わりに あなたの方からほほえみかけてごらんなさい
実際 ほほえみを忘れた その人ほどあなたからの 
それを必要としている人はいないのだから

怒りたい衝動を抑え、相手の気持ちを思いやり、許し、さらに一歩進んで相手にほほえみかける優しさ。それはまぎれもなく強さのなかから生まれた優しさです。それまでの私の強さは、不機嫌を言葉や態度で示し、仕返しすることによって表現されていました。この詩は、それまで私が知っていた強さとは異なる強さが存在することを教えてくれたのです。

~ 渡辺和子さんより ~

所長視点)
言い返したい、反論したいという思いを我慢して、笑顔を心がける。誰かが、助かるなら、幸せになるなら、「嫌なことや面倒なことでも」きちんとていねいにやる。日頃のささいな行動の積み重ねで、人格が決まってきます

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