2020年7月24日金曜日

NO287 「心の状態が経営に写る」

つまり言いたかったことは「自分の周囲の現象は、すべては心の反映である。我々はそのためにより立派な人格者であるべきだ」と。まさに研究しているときに、考えたというか、こういう心境になったのです。それは、研究という全く物理化学的なことでありながら、研究しているその当事者の心の状態というものがじつは研究成果にまで反映するのです。これは経営を行う際にも当てはまります。みなさんの心の状態、心のあり方そのものが、自分の経営にそのまま生き写しのように写っていくのです。
いびつな人間性を持った人はいびつな経営になりますし、横着な人は横着な経営になります。恐がりで自信のない人はそのままの経営になります。大胆で横着な人は、それを写したような経営になります。その人の心の状態が、全部そのまま現れるのです。ですから、われわれは何をしなければならないかといいますと、自分が人格者でなければならないのです。

~ 稲盛和夫さんより ~

所長視点)
稲盛さんが人格を高めるために必要なこととしてあげているのが「利他の精神」です。自分の会社の社員を幸せにする、地域を幸せにする、お客さんを幸せにする。そのために常に勉強する、反省する。そうする中で人格が磨かれていく。
そういう50代、60代それ以上のお年寄りが増えていったら、未来は明るいものに成るような気がします

0 件のコメント:

コメントを投稿