2020年7月10日金曜日

NO274 「顔」

人間の顔というのは、神様から与えられたキャンバスだと私は思っています。そのキャンバスにどのような表情を描くか。それは個人の生き方や意識次第です。ハンサムだとか美人だとかはまったく関係なく、本当に美しい顔とは、今に感謝し、いきいきと生きている人の顔なのです。表情などどんどん変わっていくのだから、いちいち気をつかってはいられないと思うかもしれませんが、実はどんな表情をしているかで、その人の心のあり方がわかったりするものです。自分の内なる声を聞かず、不寛容であったり感謝の念が足りなかったりすると、過ぎたことにいつまでも怒りや不満、悲しみ、苦しみを持ち続け、先行きへの不安や心配、怖れ、猜疑、孤独に苛まれたりするものです。そしてそれが顔や、心身の不調和として現れます。

~ 東京大学医学部名誉教授 矢作直樹さんより ~


所長視点)
自分の内なる声に謙虚になることが、美しい顔につながり、身体の調子にもつながるようです。40過ぎたら自分の顔に責任をもつ、とも言われます。自分の顔は自分では見れません。その顔が心の反映なら、心を豊かに育むことが顔に責任をもつことにつながるのかもしれません

0 件のコメント:

コメントを投稿