2020年7月20日月曜日

NO284 「学ぶ」

二宮尊徳先生の有名な遺訓には、人間生まれたからには、終生、必ず学び続けなさい、と教えておられます。「学ぶ」とは、学校の勉強だけを意味しているのではありません。人の話を聞いたり、見学をしたり、自然から観察して教わること、本を読むこと、仕事をしながら体験することなど、どんなことからも、問題意識さえあれば、学ぶことはできると思います。そして、「学んだら必ず道を知りなさい」とおっしゃいます。人によって、職業や立場は違いますが、それぞれの職業や立場のあり方の本質を見極めなさいという意味です。つまり、ものごとの真の目的を理解すること。それはこの世の中に生きる人々を、幸せにすることであると考えます。
ですから、「道を知って行う」とは、人間の幸せのためにお役に立つという目的に向かって、暮らし、働くということだと思います。
いくつになっても、また立場が変わっても、人は学びつづけたいものです。
~ 伊那食品会長 塚越寛さんより ~

所長視点)
塚越さんは「会社は社員の幸せのためにある」を徹底している方で有名です。そして何よりも「掃除」を徹底される方でもあります。「経営ノウハウ、戦術、戦略、全て必要です。でも掃除は、もっと根源的な、人間的な精神(優しさ、思いやりなど)を構築するために大切なものだと思います」掃除から学ぶことは道につながるようです

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