2020年6月24日水曜日

NO260 「型破りな人」

いま新型コロナウイルスの感染拡大の危機を経て、さらに強いリーダーシップが求められる。そのためには、これまで常識とされてきた殻を打ち破り、新しいやり方を生み出す必要がある。そのためにも、たくさんの経験を積んでおく必要があります。これまでのやり方にとらわれないためには、既存のやり方を知り尽くしておかなければならないのです。
たとえば、歌舞伎に新たな演出を取り入れたり、海外で上演したりするなどチャレンジをしてきた歌舞伎役者の中村勘三郎さんはインタビューでこんなことをおっしゃっていました。
これまでの「型」を熟知し、きちんと習得した人が、従来の型にとらわれない新機軸を打ち出して新しいことに挑戦する。これが「型破り」だと。一方で、型をきちんと習得せず、何も知らずにやるのは、「型無し」あるいは「破れかぶれ」です。
破れかぶれではダメ、型破りでなければなりません。

~早稲田大学教授 内田和成氏より~


所長視点)
既成概念にとらわれない人が次の世界を創る、といいますが、「型破り」の意味を考えると、いまの現状に甘んじることなく、いまの現状に真剣に向き合う、そういう姿勢から次の時代に必要なものが産まれるのかもしれません

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