2020年6月13日土曜日

NO248 「目の前の鏡」

リーダーになると、どうも自分のセクションが上手く回っていないなと思う時があります。指示が伝わらない。モチベーションが低い。ミスが頻繁に起こる。コミュニケーションが悪い。特に、上司である自分の言うことをちゃんと聞かない…など。
そういう時、つい指を相手に向けてしまう。部下であるお前たちの責任だ、努力が足りない、と。なぜ部下は言うことを聞かないのでしょうか。実は聞こえているけれど、聴いていないのです。
人は、信頼する人、尊敬する人、そして好きな人の言葉は聴くのですから、部下が言うことを聞いてくれない時は、「あなたの言うことは聞きたくない」というメッセージかもしれないのです。鏡に映るのは自分自身。その自分に向かって指を向ける。原因はお前にあるのではないかと謙虚に問いかけてみる。リーダーとしての成長のメモリが一つ伸びるのは、その勇気が持てた瞬間だと思います。

〜リッツ・カールトン日本支社長、高野登氏より〜


所長視点)
あなたが問題だ、と指を差すとき、目の前に鏡があるとその指は自分を指しています。自分の前に鏡を置く勇気を持てたとき、人は成長できるのです

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