2021年11月30日火曜日

心の免疫力を高める

 

今日のお題

百二十二歳まで生きたジャンヌ・カルマンは長生きの秘訣を問われ、「二つあります。笑うこと。退屈しないこと」と答えている。

百二十二歳まで元気に生きた人は心身のウイルスに勝ってきた人であり、そういう人の言葉には力がある。

こういう言葉に触れることは心の免疫力を高める。

感謝すること、感動することも心の免疫力を高める要素となろう。

A・カレルは「文明の最高目的は人間人格の発展である」 という言葉を残した

天は人類をして「最高目的」を果たさせるべく、その自覚を深めさせるために今回の試練を与えたのではないか。

そんな気がする。

思えば、人類の歴史はウイルスとの闘いの歴史であった。

その闘いに打ち勝って、あるいは共生して、人類は前進してきた。

百折不撓(ひゃくせつふとう)――どんな困難にも屈しない。

百遍倒れたら百遍立ち上がる。

それが人類のDNAである。

このDNAをフルに発揮し、 私たちもこの苦境を克服したい。

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所長視点

追いつめられて

初めて人間は

本ものになる

だから本ものになるためには

絶体絶命の瀬戸ぎわに

立たされねばならぬ

~ 『仏のこころ』  坂村真民 ~

どんなに崖っぷちに追い込まれようと、諦めずそれを超えた人の共通点は

「笑い」があること。

心の免疫力を高めることコツがそこにありますね

2021年11月29日月曜日

あの世と執着

 

今日のお題

ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』が人気なのは、繰り広げられる家族のゴタゴタに共感する視聴者が多いからでしょう。

そのゴタゴタの元は何かと言えば、ほとんど執着。

逆を言えば、執着がなければ、どんなドラマも面白くないといっても過言ではない。

嫁しゅうとめ間がゴタゴタするのだって、母親の息子に対する執着があるから。

「あ~、そうよね」と言いながらドラマを観て、自分のところも同じような問題を 抱えているという構図。

つまりは執着に苦しみながらも、執着が好きなのが人間だという答えに行き着くのです。

執着は物や人に限りません。

例えば、お金に執着がないという人でも、遺産相続で争ったりします。

親の遺産を自分はもらおうとは思わない。

でも、かといって仲の悪いきょうだいに全部持っていかれるのは許せない、悔しい。

自分だけ相続放棄なんてするもんか!

こうした意地やこだわり、気持ちにとらわれるのだって執着。

結果、ヘンにこじ れて相続で争うことになる。

執着なんかない、と言っているあなたにも、きっと何かしらの執着があるはず。

しかもその執着が、あの世の旅にも大いに影響するのだから、放っておけません。

『あの世の歩き方』小学館
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所長視点

「執着」とは、こだわり、意地や、どうしてもこれでなければ嫌だと思ったり、これしかないと決めつけたりすることになります。

あの世へは、お金や物質的なものは何ももっていけませんが、執着は持参していくことになります

だから、この世でいかに執着を捨てるが重要ですが、自分が執着しているものはなかなか気づきづらいのです

執着に気づきたい方は相談コーナーからどうぞ


2021年11月28日日曜日

もし社長であったら

 

今日のお題

今からもう四十年も前になるが、
私が大学を出て就職、今の会社に入社して一週間程、
経った時、今は亡き父から「就職祝いに食事しよう」と誘われた。
酒好きな父のことだから、もちろんレストランなんかではなく、
小料理屋のカウンターであった。

そこで、父は「就職おめでとう」と盃をあて、続いて
次のような言葉を社会へ出たばかりの私に贈ってくれた。

「会社に入ると、いろいろ悩み迷うことがある。
又、右の道をとろうか左の道をとろうか判断を
決めかねることがある。
そんな時『自分が社長でありせば』と、まず思いなさい。
即ち、もし社長であったら、どうするか考えればよい。
そうすれば自分のことだけ考えるのでなく、
小さなセクショナリズムに陥ることなく、大所高所から見た
公平公正な判断ができる」
というものであった。

今、私は社長になっている。
しかし、私の心の基本は入社したての若い頃と、
全く変わっていない。
ずっと、いつも「社長ありせば」であったから…。

『我が心の支え』PHP研究所

所長視点

会社の中で、全ての従業員、スタッフが『もし社長だったら』の考えで仕事をしたら、そこは素晴らしい会社になります

自分の立場であーだこーだいうのは簡単だし、『俺だったらこうするのに』という人に限って責任を取らない立場でいいたいことを言っているだけの人が多いです

人間的な成長をする上で、重要な視点ですし、そのような人を育てるのが教育の本質なのかもしれません

2021年11月27日土曜日

魂を磨く

 

今日のお題

われわれは、運命と因果応報の二つの法則によって波瀾万丈の人生を生きている。

その波瀾万丈の人生の中で心を高め、心を純化し、人格を磨いていく。

それが人生の目的である。

死を迎えるときには、現世でつくり上げた地位も名誉も財産もすべて脱ぎ捨て、魂だけ携えて新しい旅立ちをしなくてはならない。

俗世間に生き、さまざまな苦楽を味わい、幸不幸の波に洗われながらも、やがて息絶えるその日まで、倦まず弛まず一所懸命生きていく。

そのプロセスそのものを磨き砂として、おのれの人間性を高め、精神を修養し、この世にやってきたときよりも高い次元の魂を持ってこの世を去っていく。

このことより他に、人間が生きる目的はない。

『稲盛和夫 一日一言』致知出版社
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所長視点

死後、閻魔様の前で聞かれるのは、

1. 陰徳を積んだか?(人知れず、他人の役に立ったか?)

2. 自分の人生を楽しんだか?

の2つだそうです

「魂を磨く」とはまさに、困難や試練があっても、人の役に立つために努力し、それを愚痴や泣き言、不平不満をいわず、その困難や試練の中から楽しみを見出したか?ということ。

人生の楽しみ… 深いですね

2021年11月26日金曜日

二つ話して、八つ聴く

 

今日のお題

欲しい情報はいつでもどこでも手に入る現代。

一方で、コミュニケーションを苦手と感じる人が増えています。

自分の関心のない情報にも耳を傾け、人間関係を温める、そんな傾聴のコツをお伝えします。

1.《じっと我慢》

二つ話して、八つ聴く。このバランスを心得ていれば、コミュニケーションは円滑になります。

ほとんどの人がしゃべりすぎ。

つい、話の途中で口をはさみたくなるものです。

じっと我慢をして聴くことから始めてみましょう。

2.《真意をくみ取る》

「聴」を分解すると「耳」「目」そして「心」。

人の話は耳だけでなくて「目」で相手の表情、ジェスチャーを観察しながら、また「心」を動かしながら「本当はこの人は何を言いたのだろう」と言葉になっていない部分があることを意識し、相手を理解しようと努めること。

簡単ではありませんが、努力すれば真意もくみ取れるようになります。

3.《感情を共にする》

話を聴くと、ついアドバイスしたり、意見をはさみたくなるもの。

まずは受け容れましょう。

「自分を認めてくれている」「わかってくれている」と感じると、心が開き、 親しみを感じます。

目を見て「そうなんですね」「いいですね」と相づちを打ちながらの共感を心がけると、人はもっと話したくなるものです。

◆《「でもね」と人の話を遮るような、バランスの悪い相づちは逆効果です。 感情を共にして、相手の呼吸に合わせて、心のこもった相づちを打ちましょう。》

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所長視点

人は、必要とされたい、信頼されたい、受け入れてもらいたい…などの思いを根本的にもっています。

それらを満たす最高の方法が傾聴すること。

言葉にとらわれず、心が共有してほしいことを聴いていく…

最高の愛情表現ですね。しかもお金はかかりません…

幸せになるポイントですね

2021年11月25日木曜日

そいじゃ、おいどんがやろうか

 

今日のお題

淡宕(たんとう)という言葉があるが、「宕」というのは、岩石が山の崖下だとか、あるいは森の中に、堂々たる大石としてでんと構えているさま、これが宕であります。
スケールの大きな、確乎(かっこ)として奪うべからざる力を持っている。
淡とは、一言でいうなら、甘いとも苦いとも渋いとも、なんともいえない妙味、これを淡という。
西郷南州の晩年はたしかに、「淡宕」という境地です。
あの人がたまたま官を去って、帰村したときに、村にはいろいろな問題があって、村長が泣き言を言いにやってきた。
そしたら、西郷さんが座りなおして、「そいじゃ、おいどんがやろうか」と言った。
村長はびっくりした。まさか明治新政府の参議・総督が田舎の村長になるわけない。
冗談だと思った。ところが冗談じゃない。西郷さんは本気で言うておる。
つまり西郷さんから言わせれば、自分の生まれた村の村長も、偉勲赫々(いくんかっかく)たる参議・陸軍大将も同じことなのであります。
スケールというか、こういう境地というのが、「淡宕」です。
なかなかここまで行く人はいない。人間もここまで行けば偉い。英雄・哲人の終わりには、時折こういう境涯がある。
誰にでもわかるのは大西郷の最後の風格、晩年の風格であります。

『酔古堂剣掃(すいこどうけんすい)』安岡正篤・MOKU出版

所長視点

いまある環境を誰のせいにするのでもなく、受け入れて、自分が責任をもとうとする生き方は 「淡宕」という境地。

人が成長していく姿なのかもしれません。

そいじゃ おいどんがやろうか…

かっこいいですね

2021年11月24日水曜日

人生の逆転ホームラン

今日のお題

「あいつは、あんなにラクしてずるい」とか、
「親が金持ちだといいよな」とか、
恨んだり、ひがんだりしないこと。

そんな人には一言、
「よかったね」
と言えばいいの。

「よかったね」が言えるかどうかが
魂の修行の一つなんだよ。

「よかったね」「よかったね」と言っているうちに、
あなたにいいことが起きるようになり、
気が付くとあなたのまわりは味方だらけ。

あなたの人生に、
次々といいことが起き出すよ。

一見、不公平だと思っていた人生も、
「よかったね」という言葉で、
簡単にやっつけられるよ。

「よかったね」は人生の逆転ホームランだ!!

『500年たってもいい話』PHPより

所長視点

人の悲しみを、ともに分かち合い、一緒に泣く事、人の喜びを、ともに喜ぶことが心の幅を広くします

自分が成功するのではなく、人の成功を手助けするのを真剣に手伝っている時は、自分の「我」は出ません
自らの成功や、損得を考えている人に、嫉妬、恨み、陥れる、疑心暗鬼、不信、の心が芽生えるのでしょう。

ために生きる道は素晴らしいですね 

2021年11月23日火曜日

勉強の心を失わず、実践に活かす

 

今日のお題

《知識がどんなに十分であっても、 これを活用しなければ何の役にも立たない》(渋沢栄一)

人間、努力が肝心で、怠惰からは決して好結果は生まれない。

そして、いったん怠けてしまえば最後まで怠けてしまうのが私たちである

楽をしたいとする怠け心はどんどんとエスカレートし、結局、好結果が生まれることはないというわけだ。

渋沢のこの言葉は七十四歳のときのものである。

平均寿命が四十三歳前後であった時代の七十四歳ともなれば、単純にスライドできないとしても、いまなら百歳にも匹敵するだろう。

その渋沢が、こう檄を飛ばす。

「すベての人間は老人と青年と関係なく、勉強の心を失ってしまえば進歩や成長はない。

私自身、 勉強家のつもりでいるし、実際、一日たりとも職務を怠ることがない。

毎朝七時少し前に 起床して、来訪者に面会するように努めているし、来訪者がどんなに多くても、時間の許す限り会うことにしている。

私のように七十歳を超える老境に入っても、まだこのように怠ることがないのだから、若い人々には大いに勉強してもらわなければならない」

定年がどうだとか、働き方改革がどうだとか、労働環境をめぐる議論がにぎやかだが、それはそれで時代の趨勢であるとしても、 渋沢がいまの時代を見れば何と言うだろうか。

そして渋沢は「勉強」という言葉をよく用いて、勉強の大切さをことあるごとに説いている。

時代を知り、決断や選択をするためには知識が必要で、そのためには学問を修める必要がある。だが、知識がどんなに十分であっても、これを活用しなければ何の役にも立たない。

《知識はそれ自体に意味はない 生活に学び、現実に活かして価値を持つ。》

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所長視点

相田みつをさんは、「一生燃焼、一生感動、一生不悟」という言葉を残しています

一生勉強、実践、体験すれば、感動もついてくる。

また、感動する人だけが、人を感動させることができる。

勉強することは、感動につながり、悟りにつながってこそ意味がある

そんな勉強、どれだけやってきたかなー

人生これからですね

2021年11月22日月曜日

困難は必ず解決策を連れてやってくる

今日のお題は

日本電産会長、永守重信さんです

ピンチの裏にチャンスあり!「日本電産」永守会長【2分で見るカンブリア宮殿】(2020年7月23日OA)
この番組の本編はテレビ東京ビジネスオンデマンドでご覧いただけます。(入会月無料)

今日のお題

苦しみがあれば、そのあとには必ず喜びがやってくる…それは私が子どもの頃、母がよくいい聞かせてくれた教えであった。

それから波瀾万丈の人生を歩んできて、たしかにそれは真実だと確信している。

多くの苦しみを経験したあとには、必ず大きな喜びがやってくる。

そして、大きな苦難を乗り越えた人にこそ、より多くの幸せが待っているのだ。

したがって困難や逆境のなかにいるときこそが、飛躍のチャンスなのだ。

だから、けっしてそこから逃げてはならない。

どんなに強い逆風であろうと、敢然と向き合い、それを乗り越えていくことだ。

私自身も世間では、ずいぶんと威勢のいい人間だと思われているようだが、実のところは、はたから見えるより、はるかに臆病な性格である。

夜眠れないこともあれば、燃え尽きて倒れてしまうのではないかと恐怖におののくことすらある。

(中略)

「困難は必ず解決策を連れてやってくる」という信念を私はもっている。

困難がやってきたということは、解決策も一緒にやってくるということだ。

だから、逃げずにその困難にしっかりと向き合い、解決策をつかみとることだ。

「誰でも困難に真正面から対峙するのは怖い。

目の前に立ちはだかる屈強な敵に丸腰で立ち向かうようなものだ。

しかし、「困難さん」は必ずポケットの中に、解決策を忍ばせてやってくるものだ。

だから真正面から対峙し、がっぷり四つに組んで、ポケ ットに手を突っ込んで、解決策を奪取する必要があるのだ。

厚い壁にぶち当たったとき、その壁を打ち破るか、乗り越えるかしなければ、前に進むことはできない。

しかし、一度経験した困難は確実に血肉となり糧となって、それ以降の成長を支えてくれるものだ。

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所長視点


「神は乗り越えられない試練は与えない」

もっともっと大切なものを 私は持っています

どんな時でも どんな苦しい場合でも 愚痴は言わない

努力をしない人がグチを言う…

試練に対し、何か解決策はあるはずだ、と思う人はとにかく行動。

動き回り、探し回り、仮説を立て、やってみる。

そして、もしうまくいかなかったら、それをうまくいくまで修正し続ける。

雨が降るまで雨乞いしたら、雨乞いの成就率100%です