2022年1月28日金曜日

涙を流す人生は豊かな人生です

 今日のエキスは

南蔵院の林 覚乗 和尚 著の

自分が好きですか

からの引用です


林 覚乗さんはこんな方です

林 覚乗 プロフィール|講演依頼・講師派遣のシステムブレーン
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所長
所長

このエキスを心が吸収すると

人の心に寄り添える

人になれます


今日のエキス

ある若い看護婦さんが、幼い子供を持つお母さんが乳ガンで亡くなった場面に立会い、涙が止まらなくなり、その後仕事が全く手につかなくなってしまったんです。
『私は看護婦として、失格でしょうか』と彼女は、私に聞きました。私は

『そのときに涙を流さない人は、看護婦になってはいけません。

その時に涙を流す心を持った人に、病人は看護してもらいたいのです』

と答えました。

ある東京の病院に、老婦人が入院していました。

既に、末期ガンでした。死の一週間ほど前から、老婦人はしきりに天気予報を気にし始めました。その理由を、総婦長が尋ねますと

「運動会があるからです」

という返事でした。
老婦人には、小学校に入ったばかりの孫がいます。

つい先日、お母さんに連れられて見舞いに来て、学校のことをひとしきりしゃべっていきました。運動会の練習がはじまったこと、かけっこが得意なこと、勉強はともかく、かけっこなら一番になれるかもしれないと自慢していました。

そして

「おばあちゃん、雨は降らないよね?」

と、念を押して帰ったのです。
その話を聞くと、総婦長は八十人の看護婦さん全員に呼びかけました。

「おばあちゃんの願いが通じるよう、みんなでてるてる坊主をつくってあげよう。

病室を一杯にして、おばあちゃんの気持ちを叶えてもらおう」

看護婦さんたちは、さっそくひとり一個ずつてるてる坊主をつくって持ち寄り、ベットの上から窓の外まで一杯につるしました。
老婦人はうれしそうに、てるてる坊主たちを眺めていましたが、病状は日増しに悪化、かわいい孫の運動会の日を待ちきれずに、この世を去りました。
臨終の際、老婦人は看護婦さんたちの真心こもったプレゼントに

「あ・り・が・と・う」

というかのように、目でうなずきながら別れを告げたそうです。

自分が好きですか』林覚乗・西日本新聞社より抜粋転載


エキス吸収サポート

目の前の人の言った言葉より

『どんな気持ちでいるのか』に気をかける


どんな職業においても、人の「情」がわからなければその仕事を深めることはできません。
痛みや、悲しさ、寂しさ、辛さといった、人の気持ち。
その情に触れたときに、涙が流れます。

涙が多い人生を歩みたいですね

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