2022年3月20日日曜日

むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく

 今日のエキスは

『脳を鍛える』

高杉俊一郎 著

からの引用です


今日のエキスはこちら!

アインシュタインは、自分の理論を構築するのに、

中学生が「わかった」と言うまで、
何度も理論の手直しをしたという。

素人にもわかってもれえるから、
発想は現実的で生産性を持つのである。

井上ひさし氏の言葉に、

「むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく
ふかいことをゆかいに ゆかいなことをまじめに」

という名言がある。

これは、文章を書く際の心構えだそうだ。

禅の名僧、良寛さんにこんな逸話がある。

良寛さんに馬之助という甥っ子がいた。
馬之助があまりに放蕩三昧なので、
良寛さんは周囲から、説教をしてくれるように頼まれた。

しかし、何日たっても、良寛さんは何も言わない。
とうとう、四、五日たってしまい、帰ることとなった。
良寛さんが、出かけようと玄関に腰掛けたが、
わらじの紐がうまく結べず、馬之助に結んでくれるよう頼んだ。

わらじを結んでいる馬之助の首筋に、何か冷たいものが落ちてきた。
びっくりして見上げると、良寛さんの目には大粒の涙があった。
その姿を見て、馬之助はすっかり改心したという。

良寛さんは、言葉をひと言も発することなく、甥を改心させた。
そこには、むずかしい禅の理論や、宗教の教えもない。

涙一つだ。

『脳を鍛える』高杉俊一郎・経済界

今日の成長のポイントはここ!

ものごとを成し遂げようとするときに方法をいろいろ考えますが

方法以上に重要なことが、自分という器になにが満ちているか

自分の器にゴミばかり入っていたら、どんな優れた方法でも限界があり

愛で満ちていたら、たった一言で相手を幸せにすることができます。

まずは自分の心を覗いてみることとしますか

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