今日のエキスは
『脳を鍛える』
高杉俊一郎 著
からの引用です
今日のエキスはこちら!
アインシュタインは、自分の理論を構築するのに、
中学生が「わかった」と言うまで、
何度も理論の手直しをしたという。素人にもわかってもれえるから、
発想は現実的で生産性を持つのである。井上ひさし氏の言葉に、
「むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく
ふかいことをゆかいに ゆかいなことをまじめに」という名言がある。
これは、文章を書く際の心構えだそうだ。
禅の名僧、良寛さんにこんな逸話がある。
良寛さんに馬之助という甥っ子がいた。
馬之助があまりに放蕩三昧なので、
良寛さんは周囲から、説教をしてくれるように頼まれた。しかし、何日たっても、良寛さんは何も言わない。
とうとう、四、五日たってしまい、帰ることとなった。
良寛さんが、出かけようと玄関に腰掛けたが、
わらじの紐がうまく結べず、馬之助に結んでくれるよう頼んだ。わらじを結んでいる馬之助の首筋に、何か冷たいものが落ちてきた。
びっくりして見上げると、良寛さんの目には大粒の涙があった。
その姿を見て、馬之助はすっかり改心したという。良寛さんは、言葉をひと言も発することなく、甥を改心させた。
そこには、むずかしい禅の理論や、宗教の教えもない。涙一つだ。
『脳を鍛える』高杉俊一郎・経済界
今日の成長のポイントはここ!
ものごとを成し遂げようとするときに方法をいろいろ考えますが
方法以上に重要なことが、自分という器になにが満ちているか
自分の器にゴミばかり入っていたら、どんな優れた方法でも限界があり
愛で満ちていたら、たった一言で相手を幸せにすることができます。
まずは自分の心を覗いてみることとしますか
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