2021年1月1日金曜日

NO439 「正しさ」

詩人の吉野弘さんの「祝婚歌」をご存じでしょうか。夫婦円満の秘訣が詰まった詩なのですが、生きる指針のようにも思えて、私がとても大切にしている詩です。なかでも、一番好きな節があります。

「正しいことを言うときは少しひかえめにするほうがいい。正しいことを言うときは相手を傷つけやすいものだと気付いているほうがいい」

人間関係のもつれにおいて、正しさの追求は、解決を生みません。なぜなら、人の心において、正しさは人の数だけ存在し、真実も、その正しさの定規によって、人それぞれ違って見えるからです

~ 弁護士 湯川久子さんより ~

所長視点)

正しいことをいって問題が解決することはあまりありません。正しいことを言っても人はほぼ変わりません。しかし、変わりたくない人はいない。人から変えられたくないのです。心が納得して初めて変わろうとするそうです。それが人間関係の難しさであり、幸せになる秘訣でもあります 

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