2021年8月24日火曜日

フェイシャル・フィードバック効果

 

今日のお題

楽しいことがあろうがなかろうが、常にニコニコした笑顔を心がけてください。

つまり、上機嫌な「フリ」をするのです。

私たちの脳みそは、私たちの「表情」に影響を受けています。

上機嫌な表情をつくっていると、私たちの脳みそは、「きっと私は今、楽しいんだ」と錯覚して、ドーパミンなどの「快」を司る脳内物質をどんどん分泌してくれ、その結果として、本当に楽しくなってしまうのです。

これを心理学では、「フェイシャル・フィードバック効果」と呼んでいます。

「楽しいことがあれば、いくらでも笑えるのに……」ではなく、「笑っている」から、「楽しくなってくる」のです。

この順番を間違えないこと。 楽しいことがあろうがなかろうが、始終、ニコニコと上機嫌にしていることです。

そうすれば、心が弾んできて、陽気に暮らせるようになりますよ。

心理学者の実験でも、このことは明らかになっています。

米国イリノイ大学の マヤ・タミールは、笑顔をつくると、そのわずか1分後には、心がリラックスし、 喜びを感じてくることを突き止めました。

愛想笑いであろうが、つくり笑いであろうが、たった1分で“てきめんな効果” が得られるわけです。

また、タミールは、しかめっ面をつくらせると、気分がネガティブになることも明らかにしています。

ですから、できるだけ不機嫌な顔をしないことも重要です。

毎日、陽気に生きていれば、小さなことでイライラすることも減っていきます。

心が上機嫌でいると、少々のことは、笑って許せるようになるのです。

たとえば、待ち合わせをした相手が遅刻をしたとしましょう。

こんなとき、心に余裕のない人は、イライラしてしまうものです。

「自分は見下されているのではないか」 「自分は大事にされていないのではないか」 などと考えると、さらに怒りが募ります。

ところが、笑顔をつくり、上機嫌でいれば、少しくらい相手が遅刻しても、 「まあ人間なんだから、たまにはそういうこともあるよね」と気軽に受け流すことができます。

腹もそんなに立ちません。

とにかく笑顔。

いつでも笑顔をつくっていることは、とても大切なのです。

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所長視点

世の中の出来事に意味はついていません。

自分の心しだい、捉え方しだいで自分で意味をつけているのです。無意識なのでそれに気がついていない。

不機嫌にさせる人がいるのではなく、自分にとっては不機嫌なことをされたので、「この人は不機嫌な人だ」という意味をつけてイライラしている

ウソでもいいから上機嫌でいること。すべてに感謝すること。

そうすると上機嫌があとからついてくる。

人生はドラマですから、ハッピーエンドにするかしないかは、自分次第… 

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