今日のお題
ともに仕事をした仲間が、会社を辞める。
ともに厳しい練習に耐えてきた仲間が、チームを去る。
三日にあげずともに酒を酌み交わした仲間が、転勤で遠方に行ってしまう。
どんな形であれ、親しい人との親しい時間がなくなってしまうのはさびしいことです。
去る者の背を追いかけていきたいくらいの未練が残るかもしれません。
しかし禅に、「去る者を追わず」という言葉があるように、別れのつらさ・さびしさを引きずることなく、淡々と見送るまでのことです。
そもそも付き合いが途絶えてしまうのは、結ばれた「縁」が切れただけのこと。
場合によっては復活することもあるし、どういうわけか切れない「腐れ縁」みたいなものもあります。
この「去る者は追わず」と同じくらい大事なのは、「来る者は拒まず」という姿勢です。
自分と接点を持った時点で、それは大切な「ご縁」なのです。
縁は人為的にコ ントロールできるものではありません。
いうなれば「自然の巡り合わせ」ですから、あれこれ深く考えず、「去る者は追わず、来る者は拒まず」でいいのです。
『放っておく力』知的生き方文庫
https://amzn.to/3gjFwjW
所長視点
仏教では「苦しみ」のことを「思い通りにならないこと」だといいいます
世の中のほとんどのことは、自分の思い通りにはなりません
だからこそ、目の前にやってきた「ご縁」に感謝する生活をすることで「ご縁に導かれて」人生はうまくいくようになるのかもしれませんね
0 件のコメント:
コメントを投稿