不快な感情やマイナス思考を遠ざけ、快を保つために最も効果的でダイレクトな方法、それはウォーキングをすることです。
人類の祖先が直立ニ足歩行によって脳を著しく発達させ、進化していったことからもわかるとおり、歩くと脳が強烈に刺激されて活性化します。
こういう状態にあるとき、不快な感情やマイナス思考が長く尾を引くことはありません。
人間は、歩きながら怒ったり、恐れたり、悩み続けたりすることはできないようになっているのです。
歩き始めて15分もすると、不快な感情に代って快の感情が湧き起こってきます。
歩くことによって分泌される快楽系ホルモン、ベーターエンドルフィンの恩恵です。
ベーターエンドルフィンの分泌が始まるまで約15分かかりますが、一度出てしまえば、その効果は約5時間から6時間にもわたって継続します。
歩き続けて20分後、今度はドーパミンの分泌が始まります。
ベーターエンドルフィンとドーパミンが合わさると脳の神経回路が顕著に活性化するので、とにかく気分が高揚し、物事を明るく楽天的に考えることができるようになります。
そして、夢や希望、ロマンが湧いてきます。
仕事のアイデアを出す、プランニングする、何かを創造するというときにも、このように脳が快の状態になっていないとうまくいきません。
ですから私はいつも、「成功したいならウォーキングをしなきゃダメだ」と言っています
いい「口ぐぜ」はいい人生をつくる/大和出版
所長視点
「歳だらかね…」という言葉は、脳を老化させるそうです。
また疲れていると、エスカレーターに乗りたくなったり、なるべく楽をしようとして歩かなくなる。
実はそれは逆効果だそうです
「歳だからこそできることがある」「疲れているからこそ歩く」
いつの時代も成長する人が若い人。どんなときでも成長できる。
今日から階段を使うとしますか
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